プレハブ、トレーラーハウス、キャンピングカーは、 建築・車両・工作物 が混ざってとても複雑ですのでポイントを挙げていきます。

1.プレハブ・コンテナハウス

プレハブは「プレハブ工法（Prefabricated Building）」で建てられた建築物の略称で、多くの場合、建築基準法上の「建築物」として扱われます。土地に固定され、基礎工事が必要であり、移動は容易ではありません。設置には原則として建築確認申請が必要です。

✅ 原則「建築物」扱い、建築基準法の対象です。
✅ 固定資産税等がかかります。
✅ 調整区域での設置は不可。建築確認・用途地域・容積率など全部関係あります。
✅ 移設にはユニック車またはクレーンが必要

2.トレーラハウス

→自走できない　※エンジンなし

トレーラーハウスは、シャーシ（車台）の上に居住空間が構築された構造をしています。「随時かつ任意に移動できる状態」を維持し、適切な公的書類を備えている限り、法律上は「車両」として扱われます。そのため、プレハブとは異なり原則として建築確認申請が不要で、市街化調整区域など建築が制限される土地にも設置できる場合があります。設置の際は、電気や水道などのライフラインと簡易な方法で接続し、切り離しも容易であることが条件です。

✅ 「車両」扱い
✅ 建築確認申請は不要
✅ ２×4工法による永住型に品質
✅ 固定資産税・自動車税がかからない
✅ けん引車で比較的容易に移動
✅ 住宅用地以外でも設置できる

3.キャンピングカー

→自走できる　※エンジンあり

キャンピングカーは、「自動車」の一種であり、運転席を含めた一台で移動と生活を完結させることを目的としています。レジャーや短期的な旅行での利用が主眼に置かれており、トレーラーハウスと比較すると水回りや居住空間はコンパクトです。運転して公道を走行することが前提であり、その機動性が最大のメリットです。キャンピングトレーラーと呼ばれる牽引されるタイプもキャンピングカーの一種ですが、これらは運転席がなく、停車時に牽引車と切り離して利用することが可能です。 

✅ エンジンとタイヤがある「自動車」
✅ 単独で移動できる
✅ 水、電気、ガスを確保しにくい
✅ 居住スペースが少ない

プレハブ、トレーラーハウス、キャンピングカーの違い

• 条件次第【1】
  トレーラーハウスそのものに決まった法的地位はなく
  使い方・置き方・実態で毎回判断される という意味です。
  トレーラーハウスは「物」じゃなくて「状態」で扱いが決まります。
  
  ★建築物にならない条件（重要）
  ・タイヤが地面についている
  ・牽引可能（ナンバーあり or 牽引装置あり）
  ・基礎に固定していない
  ・ライフラインが 着脱可能（水道：ホース接続、電気：コンセント、下水：簡易排水）
  ★建築物になる例
  ・ウッドデッキと一体化
  ・コンクリ基礎に乗せる
  ・下水直結
  ・何年も動かす予定なし
  
  条件次第で「建築物」になります。
  動くかどうかではなく 「恒常的に設置されているか」 が判断基準

• 条件次第【2】
  ・そこに建築物として定着しているか

• 条件次第【3】
  ・不動産として固定されているか
  
  

文章だけでは伝わらない部分も多いのが、トレーラーハウスの魅力です。
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